株式投資に群がる亡者ども


どうも、銀歯です。

クリスマスも終わり、いつもと同じ日常が戻りました。毎年クリスマスというのは悪いこともしていないのに後ろめたい気持ちになるものです。

特にイブの日なんていうのは、コンビニすら一人で入るのを躊躇してしまいます。けれど、それで良いんだと思います。

これが平気になってしまったら大変です、前回の記事がその理由です。気になる方は読んでみて下さい。

まあ、それはそれとして、日経平均が昨日1000円以上値を下げてついに2万円の大台を割ったらしいですね。

株はこれがあるから怖いですね、コツコツと積み上げてきた資産がドカンと一発でやられてしまいます。まさに米国が咳をすると日本が風邪をひくというヤツですね。

日本は地盤がゆるゆるなのです、米国の株価と連動しすぎていますよね。

株が調子よく上げていると、株式投資を始めた者たちは「株をやらないのは情弱」、「これだから日本人は」、「投資で資産を働かせれば寝ている間に勝手にお金を生み出してくれる」なんてことを声高に連呼してきます。

実際、自分の身の回りにもこういう人はたくさんいました。ネットの世界でもたくさん見てきました。

自分の場合、株式投資は19歳の頃からやっているのでそれなりに歴だけは長いこともあり、こういう輩が多く存在していることは身をもって知っています。

そして、株価が下落するとともに元気がなくなり、口を閉ざすのです。ネットの世界では彼等が何処に行ったのか誰にも分かりません。

思い返せば、自分が投資を始めた切っ掛けは友達の誘いでした。

当時、オンライン証券が生まれたばかりの頃で、大学生の友達に教えてもらい始めました。あの頃は会社四季報なんてものを購入して、ファミレスでああでもないこうでもないと暗中模索をしていたのを覚えています。

自分にオンライン証券の存在を教えてくれた大学生は、父親が株式投資をやっていた為に少しかじった程度でした。

なので一緒に勉強して、一攫千金を夢見ていましたね。一攫千金という言葉に弱いのも底辺の特徴です。

いや、一攫千金という言葉には底辺でなくても弱いでしょう。

しかし、結果から言うと自分達はまるで歯が立ちませんでした、蟻ん子が全貌も分からない程の大きさの巨人と戦っているような感覚でした。

その後、色々な手法を試してみましたが全く歯が立ちませんでしたね。

随分と投資関連の本も読み漁り、システムトレードなんかの勉強もしてみたり、思いつく限り試してみました。

それほど、株式投資の世界には金脈が眠っていることだけは分かっていました。巨人はドラクエで言うところのゴールドマンみたいなものです。

スライムがゴールドマンに立ち向かうようなものですから当然、ボコボコにされます。

中に金が詰まっていることは分かっていました、けれど自分は蟻ん子です。周りの大人達がロケットランチャーみたいな重火器で応戦してもびくともしない巨人を相手に戦っていたのです。

幸いなことに、自分は巨人の一撃を喰らうことなく生き延びました、そして歯が立たないということを身をもって学びました。

生き延びただけで、そこからどうお金を奪取するのか?そこが明確に分からなければ惨敗したのと一緒です。

世の中には金脈がそこにあると分かって、広く門戸が開かれていても、全く触れられない世界もあるんだなあということを学べました。

これはとても運が良かったと思っています、何故なら自分はレバレッジを最大までかけて勝負していたからです。

まあ、株のレバレッジなんてものは当時は3倍程度なのですが、それでも巨人の一撃を喰らえば資産がマイナスになることもあり得ました。

最終的には損も得もしない程度で終わったのですが、これはとても幸運なことだと思っています。

投資を始めたばかりの人ほど、投資関連の本を読み漁って知識を蓄えます。インターネットで情報を調べ尽くします。

そして、こう思うのです。「自分は周りの有象無象とは違う」と。

自分はここまで調べ尽くしてから参戦するのだから、他の人間より優位性が高いはずだし、無茶な掛け方はしない。

そして、金融リテラシーが高い自分は資産が目減りしても理屈を信じて冷静沈着でいられる。

そう思うのです。

しかし違います、いくら株式の知識が備わっていたところで実際は自分の血を見てみなければ分からないこともあります。

血の温度や色、それが自分から流れているものだという自覚。

実際に資産を減らした時、人はとても狼狽します。自身の経験や狼狽する人を見てきた経験から感じることです。

そこに信じられる理屈がない状態で体内から流れ出る血を見ると人は狼狽しまくるのです。

痛みもなく身体から血が吹き出している状態って一番怖いですよね。狼狽しない人なんかいないと思いますよ。

まさに資産は血と同じなんです。

「株式投資は勝てる」と言う人は多いです。インターネットでの「勝てる」発言は根拠が無いので信じないで下さい。

現実世界で「勝てる」「勝っている」と言う人がいたら、実際に年間取引書を見せてもらって下さい。税金を払っている証拠を見せて貰って下さい。

また、実際の勝った金額ではなく、投資をやっている「期間」と「トレード回数」を重視して下さい。

実際、自分は1年以上に渡って、ある程度のトレード回数をこなした上でプラスの収支になっている人とは現実世界で出会ったことがありません。

現実的に税金を収める義務が発生する人自体が物凄く少ないのです。たまにラッキーパンチが当たった人が取り沙汰されるので、多くいるという錯覚に陥ってしまいますけどね。

個人的には長期投資に関してもやはり試行回数の少なさ故に勝敗は全く信用できません。やはり回数が少なければそこには「運」の要素が入ってくるので。

運ではなく未来を予測するんだと言う人がいるかもしれませんが、そもそも長期的な未来なんてものは予測できません。

所詮は結果論で、言ったもの勝ちの世界です。

国内優良株を長期保有すれば配当を貰え、会社も潰れることがないから安全だと言っていた人達が昔はかなりいました。

今もいるかも知れませんが・・・

その人達は他の手法をことごとく馬鹿にしていました。自分達のやり方だけが勝てる方法だと豪語していたことを覚えています。

しかし、保有している優良株が暴落すると共にやはり口を閉ざす運命なのです。恐らく自分達ですら豪語していたことは記憶にないと思います。

まあ、しかし株価の乱高下で生まれた差額で利益を得ようとするよりかは健全な考え方だと思います。

株価の乱高下は恐らく法則性がないですから、所謂「ランダムウォーク」というヤツですね。

以前は自分もこの乱高下に法則性があるのではないかと考えていました、人間と人間が取引をした結果なのでそこに法則性や規則性が生まれるのではないだろうか?と考えてしまいますよね。

ですが、結果的にそれは見付けられませんでした。もしかしたらあるのかも知れませんが・・・

今では「ランダムウォーク理論」を支持しています。
よって、株価の乱高下で差益を出すというやり方よりか、長期保有で配当を貰うといった考え方のほうが健全さを感じてはいます。

それは自分が以前動画でオススメしていた、世界連動株価指数に対しての投資でも同じことが言えます。

これは長期保有と同じ考え方に併せて、世界各国の投資対象物に分散して投資ができる点で投資手法としてはかなり安全な部類じゃないかと思いました。

資本主義が崩壊しない限りは、日本が例え落ちぶれても世界全体では人口が増え続けていることもあり、経済状態は膨らみ続けるでしょうから。

しかし、所詮は「資本主義が存在する限り」という条件が付いていますので、株式投資のプレイヤーとしては盤石なんてものは存在しません。

ただ、日本の優良企業が失墜する可能性と、世界全体での資本主義が終わる可能性のどちらが高いか?という問題を考えれば、後者のほうがリスクは少ないでしょうけどね。

まあ、実際は日本では全く人気が出ていません。日経の株価に連動してしまっている状態だと思います。

あまりにも流動性が低いですからね、なので欲しい方は海外のまともに売買されているものを買った方が良いかと思います。

ちなみに自分は持っていません、そんなにまとまったお金も持っていませんし、資本主義がいつ終わるか分からない状態になってきていると勝手に思っているからです。

まあ、仕手株なんてものもありますし、金脈からお金を取り出す手法自体は否定出来ませんが、やはりそれ相応のリスクはあります。

脆弱な予想をして楽しむのは自由ですが、そこにお金を賭けるなんて考えてみたら正気の沙汰ではないのかもしれませんね。

つまり、株式投資において「勝てる」なんて強い言葉を使う人を信じない方が良いと思います。

ただし、「勝てない」とも言えません。正確には「分からない」が答えです。

世の中には株やFXなんかの投資の世界で狙って勝ち続けている人は存在するらしいです。会ったことはないですが、確かにいるらしいです。

ですので、勝てるのか勝てないのか、結局の所は分からないのです。

まあ、運なのか実力なのかは良く分かりませんが、取敢えず自分には無理でした。そして、多くの人も同じだとは思います。

けれど、「分からない」のですから試してみる価値はあるかもしれません。

問題は「勝てる」と強気な発言をする人の割合がそれなりに多いことです。そして探って行くと、実態が伴っていないパターンばかりでした。

なのでこれから株式投資を始めようと考えている方がいたらこの記事を転ばぬ先の杖として置いておきます。

参考にするも自由、しないも自由です。

株式投資やその他のトレードの世界に渦巻いているのは虚栄心や見栄やプライドを含めた割と悍ましいほどの欲望です。

楽に稼げる、一攫千金、なんかの心躍るフレーズの周りには必ず渦巻いているものです。

株式投資は「運」であると言う人だけが恐らく「まとも」です。

って感じで終わります。